開基斎藤別当実盛公御木像
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護摩堂 中門に位置し、真言密教を奉修かる大切な
加持祈祷のための御堂で、自動車の交通安全の祈祷を行う。
隣には関東三十三観音も祀られた霊地となっている。
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平和の塔 平和の塔は多宝塔型で総欅造り。昭和33年に
建立。十一面観音を本尊とし、戦没者霊名を祀り、先祖や水子の精霊供養も行われている。
本殿での息災増益の祈願に対し、塔では追善滅罪の供養が修される。
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貴惣門(県指定文化財) 当山第1の山門で高さ16m、
重層の特徴ある三破風を組合せ豪快な構造美は全国に類例が少ない。精巧な彫刻で周囲を飾り、
二天王像(持国天・多聞天)を左右に安置、嘉永4年竣工、当町工匠林正道である。
昭和62年屋根改修。
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奥殿胴羽目の彫刻 奥殿の彫刻は、すべて精巧を極め
たものであるが、なかでも中国の故実を取材した裏面胴羽目の彫刻はすばらしい。「七福神と
唐子遊び」等を描いた情緒豊かなもので、桃山風の気品を残している。
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本坊本堂 ご本尊聖天さまは浴油秘密供養の祈祷が
修されるが、秘仏であるので平素はそのお姿を拝することはできない。その為に、聖天さまの
御本地である十一面観音菩薩を御前立ちとしてお祀りする。
当山では本坊は修行の道場、本殿は祈願の道場である。
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お団 聖天さまは、お団・大根・お酒の三種類が
特別にお供えされる。中でも、お団は清浄歓喜団といい、七種の薬香は清めの意味が
あり、最中の原語となっている。
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唐子遊び(本殿彫刻の一部)
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十一面観音菩薩(本坊)
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鷲と猿(本殿彫刻) 左甚五郎の作と伝えられて
いる。激流に落ちかけた猿を鷲が救いあげた図。猿は人間の制し難い煩悩を表し、
それを救う鷲は、正しく聖天さまなのである。
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板碑(県指定文化財) 鎌倉時代の代表的な供養
塔で、善光寺式三尊像板碑である。学術的にも価値の高いものであり、裏に釈迦三尊の
種子が彫られ、建立年銘は不明である。本坊門前にある。碑は高さ177cm・厚さ
12cm。
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鰐口(県指定文化財) 当山に暦応2年南北朝
時代に奉納された唐銅製で、直径31cmである。陰刻銘文に「武州福河庄聖天堂・・・」
とあり妻沼地方が「福河庄」と呼ばれた事を証する行政史上に貴重なものである。
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